◆2014年・交流戦12位(24試合9勝15敗)

 前田健太、バリントン、野村祐輔、ルーキーの大瀬良大地らが安定した力を発揮し、開幕ダッシュに成功した2014年のカープ。快調に白星を積み重ねていたが、交流戦ではやはり苦しい戦いを強いられた。

 開幕からソフトバンク、オリックスに4タテを食らうと、6月3日から14日まではまさかの9連敗。立て直しを図ろうと、6月5日から15日までの11日間で実に22人の選手入れ替えが行なわれたが、流れを変える起爆剤とはならなかった。

 交流戦を首位で迎えながら、終了時には2位に転落。交流戦は巨人が二度目の優勝を飾る結果となった。

◆2015年・交流戦7位(18試合9勝9敗)

 交流戦の試合数が、24から18に削減された2015年。黒田博樹、新井貴浩のカープ復帰もあり、広島は開幕前から異様な盛り上がりを見せていた。

 ところが、菊池涼介、丸佳浩らを筆頭に期待されていた打撃陣が機能せず開幕直後から苦戦を強いられると、交流戦に入ってもチームは波に乗り切れずにいた。

 オリックスに3連勝した直後に日本ハムに3連敗を喫するなど、チーム状態を測りかねる試合も続き、結果としてこの年の交流戦は9勝9敗。6年ぶりに負け越しは脱したものの、7位でのフィニッシュとなった。