8月29日、3rdエイジェックカップ中学硬式野球グランドチャンピオンシリーズの決勝戦が明治神宮野球場で行われ、東海中央ボーイズが1対0でオール岡山ヤングを下し、優勝した。

優勝した東海中央ボーイズ

 両チーム先発は初戦同様にオール岡山ヤング・大内義心、東海中央ボーイズ・河村真汰の投げ合いで始まった試合は白熱した投手戦となり、得点圏に走者を進めるものの得点には至らない。二番手以降の投手も安定し、中学硬式野球の頂上決戦に相応しいハイレベルな攻防が繰り広げられた。

 0対0で迎えた最終7回、東海中央ボーイズの先頭、8番・井手尾航が二塁打で出塁すると、1番・狩野蓮義が右越えに適時三塁打を放ち先制した。

 その裏、オール岡山ヤングは50m6.2秒の俊足を誇る9番・板野琉生が安打で出塁し好機を作るも、東海中央ボーイズの近藤駿麿が二盗を阻止。後続を4番手の加藤壱球が抑えて逃げ切った。

 優勝した東海中央ボーイズの竹脇賢二監督は「最高の結果を出せてうれしい」と喜びを爆発させた。

 一方、敗れたオール岡山ヤングの高橋貫寛監督は「守りは予定通りだったが、攻撃で一本が出なかった。ここぞというときに狙い球を外されてしまった」と話した。

 最優秀選手には決勝戦で決勝の適時三塁打を放った狩野が選ばれた。

◆表彰選手
最優秀選手賞 狩野蓮義(東海中央ボーイズ)
優秀選手賞  近藤駿麿(東海中央ボーイズ)
優秀選手賞  井澤佑馬(オール岡山ヤング)
敢闘賞    大澤羅生(高崎中央ポニー)
敢闘賞    吉住泰親(世田谷西リトルシニア)
敢闘賞    草野瑠哉(佐賀フィールドナイン)
測定最優秀賞※27日の測定会で優秀な記録を残した選手
       豊田唯大(高崎中央ポニー)
測定優秀賞  森翔太郎(佐賀フィールドナイン)