◆一軍でプレーする姿を見せることが恩返しに

ー2024年のドラフトについて、お伺いしていきます。率直に、育成での指名を受けたことに対してはどのような思いでしたか?

「そうですね……正直支配下で指名されるのは少し厳しいのかなという思いはありました。なので、例え育成であっても、指名してくださった球団に行くということは決めていたので、名前を呼ばれた時は素直にうれしかったです。家族や周りの方たちからはすごく応援してもらっていますし、母校の監督からはいまでも連絡をもらいます。自分の頑張りを見守ってくれている人に恩返しをしたいという気持ちもあるので、まずは支配下になって、みなさんに一軍でプレーしている姿を見せられるようになりたいです」

ー敦賀気比高の東哲平監督とは、いまでも交流があるのですね。竹下投手にとって、敦賀気比高での3年間はどんな時間でしたか?

「初めての寮生活でしたし、県外から野球をしに来ている生徒もいて、いろいろな人と関わることができました。野球以外にも人との関わりなどを学ぶことができましたし、もちろん、きついことやしんどいと感じる時もたくさんありましたが、終わってみればすごく充実した3年間でした。高校野球ならではの『1回負けたらそこで終わり』という試合でのプレッシャーも味わえましたし、すばらしい仲間たちにも出会うことができ、そして、野球に熱く向き合うことができた3年間だったと思います」

ー入団会見では、『広島には美味しいものがたくさんあるので楽しみ』と話していました。広島で食べて美味しかったものや、お気に入りのお店などはできましたか?

「お好み焼きも牡蠣も食べました。まだあまりたくさんのお店に行ったことがないので、お気に入り……というほどお店の名前も覚えていないのですが、宮島に行った時には、焼き牡蠣を食べて、すごく美味しかったです!」

ーでは最後に、カープファンのみなさんへ、竹下投手ご自身の、これからの意気込みを聞かせてください。

「まずは1日でも早く支配下に登録されることを目指して、いま頑張っています。ファンのみなさんの熱い声援や、『頑張れ!』という声が自分の力になるので、温かい目で見守ってもらえるとうれしいです。そして、応援のほどよろしくお願いします!」

■竹下海斗(たけした・かいと)
2006年11月6日生まれ・福井県出身
左投左打/投手
180センチ/76キロ
敦賀気比高ー広島(2024年育成ドラフト2位)