『変化』を掲げて挑んだ今シーズンは、終盤戦で多くの若手選手が一軍の舞台を踏んだ。ここでは一軍定着を狙う育成出身選手と、来季の支配下登録を目指す育成選手たちの2025年シーズンの言葉をお届けする。
2024年育成ドラフト1位で入団した小船翼は、190センチを超える長身から投げ下ろす速球が魅力の大型右腕だ。4月に二軍初登板を経験すると、シーズンを通しては11試合に登板。着実に経験値を積み重ねている小船が、1年目のシーズンを振り返る。
◆武器である直球を磨き、支配下を目指す
威力抜群の直球を売りにプロの世界に飛び込んだ。知徳高からストレートでのプロ入りは、小船が第一号だ。
「支配下指名が終了した時点ではドキドキするような気持ちもありましたが、その分、名前が呼ばれたときは本当にうれしかったです」とドラフト当日を振り返る。入団会見では、「一軍でチームを勝たせることのできる投手になっていきたい」と決意を口にした。
ここまでの経験を、「登板の機会が増えるにつれ、投手としてもっといろいろなことができるようになっていかなければダメだと思うようになりました」と話す。
「直球を磨いて、たくさん活躍できるように頑張りたい」
そう意気込む超大型右腕の未来を楽しみにしたい。
■小船翼(こぶね・つばさ)
2006年6月20日生、神奈川県出身
198cm 116kg/右投右打/投手/プロ1年目・19歳
知徳高−広島(2024年育成ドラフト1位)

