2018年シーズンよりジェフ千葉に期限付き移籍となっていた茶島雄介が、今季より古巣のサンフレッチェ広島に復帰した。

2018年シーズンよりジェフ千葉に期限付き移籍となっていた茶島雄介が、今季より古巣のサンフレッチェ広島に復帰した。

 地元広島出身の茶島は広島ユース、東京学芸大を経て、2014年にサンフレッチェとプロ契約。2016年シーズンからは出場数も増え、ピッチ上で存在感を放ってきた。

 今季の開幕当初は主にハイネルと交代される形での起用が続いたが、出場試合で信頼を勝ち取り右のウイングバックでのスタメン出場も増えている。ここでは慣れ親しんだ広島の地で華麗なアシストを演出する茶島の、プロ1年目の声をお届けする。
(『広島アスリートマガジン』2014年7月号掲載)

◆何をやるにしても負けるのが嫌いだった。うまい人がいると負けたくなかった

— 生まれ育った広島に帰ってきましたが、久しぶりの広島、そしてサンフレッチェはいかがですか?
「僕が思っている以上に、サポーターの方や友達などが声をかけてくれることで改めて『帰ってきたんだな』と思います。でも自分自身は、プロとしての生活が始まったという感覚の方が強いです」

— 広島で始まったサッカー人生を伺いたいのですが、まず始めたきっかけは何だったのですか?
「父親が社会人でサッカーをやっていたので、小さいときから父親の試合を観にいったりボールで遊んだり、周りにサッカーがある環境だったので、自然とサッカーをやっていました」

— サンフレッチェとの繋がりはいつからですか?
「小学1年生のときに仲が良かった同級生の友達が通っていたスクールに『僕も入りたい』と言い出したのですが、それがたまたまサンフレッチェのスクールだったんです。ジュニアユースには、小学3年生くらいに呼ばれるようになりました」

— レベルの高い環境でプレーすることは幼心にどのように感じていたのでしょうか?
「サッカーが楽しいと感じていましたが、それよりも昔から何をやるにしても負けるのが嫌いだったので、自分よりもうまい人がいると負けたくなかったですね」