高卒ルーキーながら一軍キャンプに抜擢され、オープン戦では走攻守で高い能力を発揮。
強烈なアピールの末、球団の高卒新人として19年ぶりとなる開幕一軍を勝ち取った小園。その後は二軍で連日試合出場を続け、実戦経験を積みながら鍛錬の日々を送っている。次世代のショートストップとして大きな期待を背負う、背番号51の現在地に迫る。

─ 開幕から約2カ月が経ちました。まずオープン戦の時期について伺いたいのですが、本塁打を2本放つなど強烈にアピールしました。あの時の自身の調子はどんなものでしたか?

「ところどころで打てましたけど、振り返ればまだまだプロの投手に慣れていない部分もあり、悔しかったことの方が多かった印象です。自分の形も良くなかったですし、投手に向かっていく強い気持ちも足りなかったと思いました」


─ オープン戦では途中出場がメインでした。難しさはありましたか?

「難しい部分はありましたが、自分の立場としては一軍の試合に出させてもらえるだけでもうれしかったです。オープン戦だとしても、早い時期から一軍の舞台でプレーさせていただけたことは自分としては良かったと思っています」


─ 一軍でのプレーを通じてどんな部分が通用すると感じましたか?

「初めて対戦する投手ばかりなので、まだ通用したかどうかは分からない部分があります。ヒットを打てたとしても、反応で打てたという感じでしたからね。まだまだ通用していないと思います」