─ リーグデビュー戦となった2月23日の清水戦ではスタメン出場、そして今季クラブ初得点を決められました。得点シーンを振り返ってみていかがですか?

「私はゴールを決めることがすごく好きですし、サポーターの前で結果を出すことができたことが自分にとってはすごく大きかったですね。もちろんチームが勝つことができればそれ以上に良かったのですが……。ただ個人的には一つ結果を残すことができて良かったと思います」


─ 開幕戦から高い精度のクロスを上げるなど、存在感を示されていますがその点はいかがですか?

「ここ数試合は、ゴールが生まれてもおかしくはない良いクロスを何本も上げることができていると思います。開幕前の練習試合では実際に自分のクロスから得点を決めるシーンもありましたし、そういうクロスをできるだけ多く上げることができればと思います」


─ ご自身のクロスから、チームメートが得点を上げるシーンはイメージされていますか?

「そうですね。もっとクロスの回数を増やして、得点がどんどん生まれればと思います。誰がアシストしてもチームが勝利すればもちろんうれしいものですが、自分がアシストをして中央の選手が決める。そうすることでチーム全員が喜びますし、得点を決めた選手も喜びます。何より私自身も非常に喜びます。私はそんな“喜びのハットトリック”をたくさん生み出せたらと思っています」


─ これまで上げたクロスの中で自分の中で納得がいくものはありましたか?

「試合を重ねるごとに自分が上げたクロスの研究も行っていますし、中央にいる選手やボールを受けた状況によって、どんなクロスを上げるべきかは変わってきますが、自分の中で3月1日の磐田戦で終盤に上げたGKとDFの間を狙ったボールは良かったと思います」


(広島アスリートマガジン2019年4月号から一部抜粋・続きは本誌にて掲載)


▼ Emil Salomonsson(エミル・サロモンソン)
1989年4月28日生、スウェーデン出身、29歳。
2018年12月にサンフレッチェ広島に移籍。チームの攻撃を活性化させるサイドのスペシャリスト。母国・スウェーデンでの代表経験もある実力者として開幕戦では完璧なボレーシュートを決めた。