マツダスタジアムのビジョンに流される『それ行けカープ<著名カープファン・リレー映像>』に出演。また自身の入場テーマ曲『STARDUST』が2018年からチャンステーマ(『攻めろ!』)として使用されるなど、熱狂的な鯉党として知られる“プロレス界の4番”内藤哲也。制御不能な男が、ほとばしるカープ愛、そして新日本プロレスを語り尽くします!

※毎月第2、第4土曜日掲載。今月のみ第3、第5土曜日掲載

ホームの広島で“逆転の内藤哲也”のキッカケをつかんだ内藤選手。1.4東京ドーム大会に向けての今後の展開に注目だ。

◆残念だった横浜スタジアム大会の延期

 広島アスリートマガジンWEBをご覧の皆様、2週間ぶりの内藤哲也です。

 カープで新型コロナウイルスの陽性判定を受けた選手、コーチ、スタッフが多く出ています。最初に菊池涼介選手らが陽性判定を受けたときに、球団の判断で自宅待機措置を取ったり、一軍のメンバーを大幅に入れ替えたりして、本当に大変だなと思いながら見ていました。

 そのあとも陽性判定を受けた選手、コーチが増えていって、いったいどうなってしまうんだろうと不安になりました。試合も中止になるなど大きな影響が出ていますけど、いまはとにかく陽性判定を受けた方々の回復を願っています。

 新日本プロレスでも5月上旬に計9名の選手が新型コロナウイルスの陽性判定を受けました。オレもPCR検査を受けて、結果は陰性だったんですけど、ホッとすると同時に、やはり陽性になった選手のことは心配だし、複雑な気持ちもありました。

 いつ、どこで、誰が罹ってもおかしくないとはいえ、どんなに対策をしていても今回のような事態が起こってしまうのは、徒労感じゃないですけど、ちょっと気落ちしてしまうところはありますよね。ただ、それでも試合は続いていくし、選手たちは状況がどうであっても、試合があるのであればそこに集中して、会場に足を運んで下さったお客さまに少しでも楽しんでもらえるような試合をお見せするだけです。

 しっかりと感染対策をしないといけないし、まだまだいろいろと大変なことも多いですけど、率直に試合ができるのはありがたいです。昨年、新日本プロレスは約3カ月半、試合を中断していた時期があって、あのときはトレーニングをする気も起きなかった。

 今回の緊急事態宣言でも5月の大会がいくつか中止・延期になりましたけど、昨年の中止期間中に比べればモチベーションは下がっていません。なかなか先が読めない状況ではあるけど、いつ試合が組まれてもいいように準備をするだけです。

 ただ、5月15日に予定していた横浜スタジアム大会が延期になったのは残念ですね。昨年の神宮球場に続いて屋外の野球場での大会で、ましてや“ハマスタ”は初めてだし、球場内の探検も楽しみにしていたんですけどね(笑)。でも延期ということなので、いつか開催されるときを楽しみに待っていますよ。