5月30日、アウェーの味の素スタジアムでサンフレッチェ広島がFC東京と対戦。セレッソ大阪戦、浦和レッズ戦と同じく、フォーメーションは昨季まで慣れ親しんだ3バックを採用した。

得点が入らない嫌な展開が続くなか、サンフレッチェが持ち味の堅守で難局を乗り切った。

 試合は開始直後からサンフレッチェが怒とうの攻めを展開。開始1分の浅野雄也のミドルシュートを皮切りに、飲水タイムまでは完全に試合を支配した。

 その後はやや試合が落ち着いたものの、サンフレッチェ優位の展開は変わらず。課題の決定力不足を露呈する形となったが、前半だけでシュート10本、セットプレー13回と多くのチャンスを演出した。

 後半開始直後にはFC東京に決定的な場面をつくられたが、その後は再びサンフレッチェが多くのシュートシーンを生み出した。決定機を逃し続けると、得てして相手チームのワンチャンスで失点というシーンも多く見られるが、この日は守備の面でも集中力を維持し続けた。

 勝ち点3を逃した印象は強いが、中3日の強行日程で勝ち点1を奪取。サンフレッチェが4月3日から始まった異常とも言える17連戦を、4勝6分7敗(リーグ戦:3勝5分5敗、ルヴァン杯:1勝1分2敗)の成績でフィニッシュした。

■試合結果
2021明治安田生命J1リーグ第17節/5月30日/味の素スタジアム
△(6勝8分5敗)サンフレッチェ広島 0-0 FC東京(6勝4分7敗)△

【スタメン】※フォーメーション/3-4-2-1
広島/GK・大迫敬介、DF・佐々木翔、荒木隼人、野上結貴、MF・柏好文、川辺駿、青山敏弘、藤井智也、森島司、浅野雄也、FW・ジュニオール・サントス