新型コロナウイルスの濃厚接触者判定を受け離脱中の森下暢仁。上位進出には、先発ローテの柱として期待される森下の活躍は欠かせない。プロ2年目右腕・森下の魅力を、これまで、広島アスリートマガジンに掲載された本人の言葉と共に紐解いていく。

今シーズンも、チームの勝利に貢献する安定したピッチングに期待がかかる森下暢仁投手。

◆カープのために結果を残したい

 2019年のドラフト会議。1位での複数指名が予想されていた森下だが、蓋を開けてみるとカープが一本釣りで獲得に成功した。カープとのご縁を感じる指名直後の森下の言葉を紹介する。

「実際に名前が呼び上げられた時は喜ぶという気持ちはあまりなくて『プロの世界でも通用するのか』という気持ちの方が大きかったです。佐々岡監督は自分を指名したいと思っていてくださっていたみたいで、交渉権を獲得できて安心したと言ってもらったときには、自分も『カープのために結果を残したい、力になりたい』という気持ちが強くなりました」(2019年12月号より抜粋)

大野寮への入寮時は中学時代の監督からプレゼントされた松井秀喜氏の著書を持参した。