1982年6月22日生、東京都出身。180㎝・102kg/2006年5月27日、草加市スポーツ健康都市記念体育館の宇和野貴史戦でデビューした内藤選手。

◆中学1年のときにカープファンに

 今年、オレはプロレスラー15周年を迎えました。15年も経った実感はあまりないんですけど、振り返ればいろいろなことがあったなと思うし、とくに2015年にロス・インゴベルナブレス(メキシコのプロレス団体『CMLL』で活動するプロレスラーのユニット名)を日本に持ち帰って来てからは、濃密な時間が続いていると思います。

 プロレスラーより、もっと長く続いているのがカープの応援です。本格的にカープを応援するようになったのは1995年なので、今年でファン歴26年ですね。そこで今回は、カープファンとしての歴史を振り返ってみたいと思います。

 これまで何度も触れてきたことですが、カープファンになる前は巨人の原辰徳さんのファンでした。でも、1995年に原さんが引退して、そんなときにカープの足を使った野球に魅力を感じて……というのは本当のことなんですが、実は原さんが現役の頃からちょっとずつカープのことは気になっていました。

 当時はテレビで野球中継を見るとしても地上波の巨人戦しかなかったのですが、そのときにカープとの試合を見ていて何が気になったかというと、広島市民球場の狭さと赤さ、そしてジェット風船にスクワット応援ですね。球場であり、応援スタイルとか、そういう光景に惹きつけられるものがあったんです。

 元々、好きな色も赤でしたし、段々と自分の中でカープの印象が強くなっていきました。だから原さんが引退するとなったときに、じゃあ次はどこを応援しようかな?とか考えることもなく、自然とカープの野球が入ってきたし、すぐにファンになりました。

 中学1年のときにカープファンになって、当時は周りにほとんどカープファンはいなかったような気がします。よく周りの友だちからも、「カープのどこがいいの?」とか聞かれました。あと必ず聞かれたのが「広島出身なの?」っていう質問ですね。

個人的にその質問をされるのがすごくイヤで、「じゃあ東京に巨人ファン以外はいないんですか?」みたいなイヤな返しをしていた気がします(苦笑)。カープファンっていうと、だいたい否定から入られるので、そうなるといちいち説明するのも面倒くさいし、ファンになった理由も説明しなかったです。