マツダスタジアムのビジョンに流される『それ行けカープ<著名カープファン・リレー映像>』に出演。また自身の入場テーマ曲『STARDUST』が2018年からチャンステーマ(『攻めろ!』)として使用されるなど、熱狂的な鯉党として知られる“プロレス界の4番”内藤哲也。制御不能な男が、ほとばしるカープ愛、そして新日本プロレスを語り尽くします!

※毎月第2、第4土曜日掲載。

東京ドーム大会のメインはもちろんのこと、タッグのタイトル戦線にも本腰を入れ始めた内藤哲也選手。

◆宇草孔基選手がちょっと気になっています

 広島アスリートマガジンWEBをご覧の皆様、2週間ぶりの内藤哲也です。

 パ・リーグとの交流戦が始まり、いまのところカープは苦しい試合が続いていますね(2勝6敗1分、6月6日現在)。ただ、コロナの影響を受けていた主力選手も戻って来ているので、まだまだ持ち直すことはできると思っています。なにより個人的には、毎試合の結果に関わらず今年の交流戦は楽しく見ています。

 やっぱり若手選手がいいですよね。中村奨成選手、宇草孔基選手、林晃汰選手は、コロナでの離脱者がいなかったら、ここまで一軍での出番はなかったかもしれない。そのあたりを考えると、チームの成績はなかなか伴っていないけど、ワクワクしながら見ています。

 特に宇草選手はカープっぽい選手で、ちょっと気になっています。あと林選手の長打力も魅力的ですね。気持ちがいいぐらいのフルスイングは、他球団の選手になってしまいますけど、オリックスの吉田正尚選手、ソフトバンクの柳田悠岐選手を彷彿とさせるというか。いまのカープにはあまりいないタイプの選手なので、本当にこれからが楽しみな選手です。

 一方で投手陣は、ストッパーの栗林良吏投手は変わらずに素晴らしいですね。いまだ無失点を継続していて、なんか見ているこっちがドキドキしてしまいます。むしろ、そのうち点を取られるなら、早く取られてくれって思いながら見ちゃいますよ(笑)。

 2~3点差の場面で1点取られるとかだったら、まだショックも少ないですから。でも、前になにかの記事を読んだら、本人はプレッシャーも楽しんでいるというか、緊張感が逆に良い方向に向いているみたいなことを言っていて、そのあたりもプロ向きだなと思いました。

 先発投手に関しては、二軍から昇格してきた選手がなかなか結果を残せないことが続いて、見ていても歯がゆいですね。交流戦もそうですけど、今後カープが上位に浮上するには、間違いなく投手陣の奮起が必要だと思うので、実績のある選手も含めて早く本来の調子を取り戻してほしいです。