交流戦以降は主に5番、6番打者として出場

 交流戦以降の後半戦は出場機会も増え、33試合にスタメン出場。主に5番、6番打者として外野のレギュラーポジション定着を目指す日々を送った。

「やっぱり一軍と二軍の緊張感は全く違います。小さなことを気にしなくなりましたね。ミスを犯してしまったり、ときには野次が飛んできたり、精神的にキツいときもありますが、良い意味で『仕方ない』と思って、思い切ってプレーしなきゃと思っています」

 2015年シーズン、結果的にレギュラー獲得には至らなかったものの、鈴木は開幕から年間通して一軍に帯同。97試合に出場し、打率.275、58安打、5本塁打、25打点という数字を残して、一軍定着を果たす節目の年となった。チーム成績こそ伸びなかったものの、鈴木自身は尻上がりに調子を上げていった。そしてプロ4年目を迎える翌2016年、ついに背番号51が大ブレイクを果たすことになる。

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