2016年シーズンに臨むにあたり、鈴木が目指したのは1番ではなく3番

 プロの技術、フィジカルが備わっていくにつれ、自身の役割についても気持ちの面で変化が生じてきた。1年前に目指していたのは、打席数が多く初回に打順が回ってくる1番打者。しかし、2016年シーズンに臨むにあたり、鈴木が目指したのはクリーンアップの一角だった。

「今はどこでも良いですが、将来は3番を打ちたいです。単純にカッコいいと感じますし、3番は『打って走れる』というイメージがあるので、そんな選手になりたいですね」

 春季キャンプ終盤で右足を負傷(ハムストリングス筋挫傷)し、2年連続での開幕スタメンは逃したが、幸い大事には至らず4月5日に一軍に復帰。“神ってる”活躍を見せることになる6月の交流戦は、もうすぐそこまで迫っていた──。

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