春のセンバツ甲子園を懸けた、第137回秋季中国地区高校野球大会が10月22日から山口県で開催されている。

秋季広島大会の決勝を戦った広島商業、尾道商業ナイン。

 広島県からは、秋季大会で優勝を果たした広島商業、準優勝の尾道商業、3位の広陵と3チームが参加。大会では広島商業と広陵が4強に進出した。10月30日に行われる準決勝では、優勝候補の下関国際(山口)に勝利した広陵が岡山学芸館(岡山)、そして広島商業が倉敷工(岡山)と、いずれも岡山県の高校と対決する。

 両校の春のセンバツ甲子園を振り返ってみると、広島県勢最多出場を誇るのが24回出場の広陵だ。近年では中井哲之監督就任後の1991年に65年ぶりの優勝を果たし、2003年には西村健太朗(元巨人)、白濱裕太(広島)、上本博紀(元阪神)らを率いて3度目の優勝を果たしている。

 そして広陵に次いで春のセンバツ甲子園出場21回を数えるのが広島商業。甲子園出場でいえば、夏は2019年に出場をしているが、春のセンバツは2002年以来遠ざかっている。

 結果によっては広島勢同士の決勝戦となる。両校は2002年の春のセンバツ甲子園に揃って出場しており、20年ぶりの2校同時出場も期待される。