野津田岳人インタビューの4回目。今回は、広島に帰ってきたレフティーの内面に切り込みます。(全4回のうち4回目・取材は2月上旬)

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2022年、期限付き移籍していた甲府から広島に復帰した野津田岳人。

ー今チーム内ではゴルフが人気ですが、野津田選手もされていますか?

「昨年、甲府にいた時に本格的に初めて、すっかりハマりました。始めて1年経たないうちにスコアを100切ったので、甲府の先輩には「始めたばかりのわりには上手いしセンスがいい、天才」って言われましたよ。まぁ冗談ですけど(笑)。ゴルフは外でプレーするので開放的ですし自然が気持ちがいい。チームメートとサッカー以外のスポーツに真剣に取り組むのも面白いです。そして、サッカーと同じくらいの達成感もあります。これからスコアがどう伸びていくか、自分の成長が楽しみです。ちなみに、ゴルフはなぜか右利きなんですよね」

ー甲府での暮らしはどうでしたか?オフの日の過ごし方を教えてください。

「甲府はすごくいいところでした。1時間ほどのドライブで、河口湖の方に行けますし、長野や軽井沢にも2時間くらいで着くんです。これまでロングドライブはあまり好きではなかったのですが、遠出が好きになり、オフのたびに、いろいろな場所に出かけていました。富士山を見ながら運転するのも楽しかったですね。長野の方に出かけた時には、山の景色がとにかくキレイで、空気もひんやりしていて気持ち良かったのが印象に残っています」

ー期限付き移籍で新潟、仙台、清水、甲府に行かれていますが、どの街が好きでしたか?

「どの土地もご飯がおいしくて、いいところだったので一番を選べません。新潟は回転寿司のレベルが高かったですし、仙台は牛タンはもちろん、海沿いの方に行くと寿司もおいしかったです。清水は魚がおいしくて、清水港の市場に行くといろんなものが売っていて楽しかったです。期限付き移籍で広島を出るまではずっと広島で暮らしてきたので、ほかの土地での暮らしは新鮮でした」

ー息子さんは野津田選手と奥さん、どちらに似ていますか?

「細かすぎて分からないんですけど、奥さん曰く、肌が色黒なところや耳の形、まつげの生え方が僕とそっくりだそうです(笑)。でも、僕より目がぱっちりしているので、寝ているときだけ似ています(笑)。オフシーズンやキャンプイン前は家族三人で過ごしていたのですが、めちゃくちゃかわいくて、息子と離れるのが本当に辛かったです。キャンプ中は毎日練習後にテレビ電話をして、息子の様子を見せてもらっています。やっぱり元気をもらえますね」

《プロフィール》
野津田岳人
1994年6月6日生 広島県出身/MF
●2021年成績
ヴァンフォーレ甲府/41試合・2得点 ※記録はリーグ戦のみ。