◆梵、田中……相手に合わせて自分の守り方も変化させる

― 守りの構えについてですが、昨季は『脱力』をテーマにされていました。

「自分のリラックスした構えだと、一歩目にパッと出られる気がしていて、構えも変わりませんね。その始まりは自主トレでリラックスした状態でノックを受けることがあって『これ動きやすいな』と。僕にとってはそれが一番ベストな動きですね。なので、守備で変えたことはなく、これも継続ですね」

― セカンドを守って4年目となりますが、面白さを感じる部分はありますか?

「最初は全く訳が分からない状態で始まったんですが(苦笑)、いろんなことを知るうちに、だんだん楽しくなってきました。今はアマチュア時代に守っていたショートより面白いと感じていますね。ショートはあれだけ深く守れないですし、セカンドにはいろいろな面白さがあります」

― 現状二遊間を組む相手が固定されていませんが、動きが変わるものですか?

「変わりますね。梵(英心)さんの場合は『お前がいけるところはお前がいけ』と言っていただいているので、僕は梵さんの位置を確かめずに打球にいっています。僕が打球にバっといっていれば、梵さんは引いてくれているので僕はガムシャラに守るだけという感じです。広輔(田中)は僕目線でいうと肩が少し弱いので少し前にいたり、いろんなポジショニングをしています。広輔とは距離間というか、どこまで広輔が打球に来られるかが100%把握できていないので、僕の守り方も変わってきますね」

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