4月21日~23日に、小山運動公園野球場で、野球独立リーグ・ルートインBCリーグの南地区に所属する栃木ゴールデンブレーブス(栃木GB)と、巨人3軍との交流戦が開催された。NPBとの交流戦ということもあり、日頃から栃木GBを応援するファンをはじめ、多くの観客が球場へ足を運んだ。

今季初のNPB交流戦には多くの観客が訪れた

 栃木GBにとって、今季初のNPB交流戦となったこの3試合は、4月21日(○3-1)、22日(○2-1)、23日(○9-1)と、栃木GBが3連勝。レベルの高い試合運びに訪れた観客を大いに沸かせた。

◆巨人とのコラボグッズを販売

各日限定30枚販売し即完売となったコラボタオル

  今回のNPB交流戦3連戦では、栃木GBと巨人のコラボグッズが販売され、各試合日には栃木GBの選手が先着でサイン会を行うなど、積極的なファンサービスも行われた。また、栃木GBの公式チアパフォーマンスチームである『GOLD LUSH』や巨人公式グッズなども展開され、球場に訪れた多くのファンが足を止めた。

◆少年野球団と野球教室

 4月22日に開催された第2戦では、地元の少年野球団が試合のボールボーイを務めた。栃木GBでは、子どもたちによりレベルの高い野球に触れてもらうことを目的とし、レギュラーシーズン中のボールボーイを少年野球団に依頼している。

野球教室に参加した内山太嗣バッテリーコーチと石川慧亮選手

 「エイジェックが運営している栃木県野球協議会から、各団体にお願いをしています。間近でプレーをする姿を見てもらい、今後こどもたちが野球をやっていく中での糧にしてほしいですし、栃木GBを応援してもらえたらと思っています」と担当者は語る。

 この日の試合終了後にはボールボーイを務めた子どもたちに向けて、栃木GBによる野球教室の時間が設けられた。5年ぶりにNPBから栃木GBに復帰した内山太嗣バッテリーコーチを筆頭に、堀越歩夢投手、石川慧亮内野手らが参加。一生懸命に取り組む児童たちに熱心に指導する姿が見られた。栃木GBは小山市の他にも栃木市、宇都宮市、鹿沼市など栃木県内各市で試合を開催しており、より地域に根ざした活動の中で各市と地域スポーツの連携を促進する役割も担う。

  球団関係者によると、今後行われる巨人との交流試合では、さまざまなイベントが計画されており、白熱した試合だけでなく、グッズやファン交流イベントなど多彩なコンテンツも展開される見込みだ。 

  栃木GBのレギュラーシーズン次戦は4月29日(エイジェック佐野野球場)、30日(小山運動公園野球場)に、茨城アストロプラネッツを迎えての連戦が予定されている。30日には2022年に入団したお笑い芸人・ティモンディの高岸宏行投手が先発予定。高岸投手の登板はもちろん、好調を維持する投手陣にも注目だ。

 なお栃木GBのホームゲームは、インターネット中継『応援.TV』で全試合ライブ配信中。球場に足を運べない日は要チェックだ。