広島ドラゴンフライズは19日、来季新ヘッドコーチに就任する朝山正悟氏の会見を行った。

会見に出席した岡崎GMと朝山HC

 会見には朝山HCと岡崎修司GMが出席。岡崎GMは朝山HC就任の経緯について、「ドラゴンフライズは来季、11年目を迎えます。簡単な道ではないと思いますが、朝山HCはクラブが大切にしたいことも理解してくれていると信じています。チームとしては一丸となって日本一を目指していきたいと思っていますし、みなさんから『応援したい』と思ってもらえるようなチームをつくっていきたいと思っています。今までドラゴンフライズが積み上げたものを引き継いで、新たなステップに進むために、今回の編成を決定いたしました」と説明した。

 新たに就任した朝山HCは、「『朝山HC』と呼ばれるのは、変な感じがしますね」と笑顔を浮かべながら、「いつかは指導者としてBリーグで指揮を執りたいという思いはずっと持ち続けていましたし、そのためのライセンスの準備などもしてきました。ただ、『現役を終えてすぐにHCになるというのはどうなのか』という思いもあるなかでの就任は、自分にとっての難しい決断でした」と、HC就任に至るまでの葛藤も口にした。

 2017年には選手兼HCとしての経験も持つが、「あの時は緊急事態だったので」と振り返り、専任のHCとして迎える来季については、「自分自身のやりたいことに全力でトライしていけると思っています。次のシーズンはもうすぐ始まりますが、今はワクワクしています」と意気込みを語った。

 ミスター・ドラゴンフライズと呼ばれたレジェンドが率いる広島に、来季も大きな注目が集まりそうだ。