思わず心を奪われる! カープの話題をゆる~くまったりと展開してくれる“オギリマワールド”。関東出身ながら中学生からカープファン。独自のタッチで描かれるイラストを交えたコラムでおなじみのオギリマサホが、新たなカープの魅力を切り取る。

 今回は、カープファンが普段は見慣れない、交流戦での『パ・リーグ』の楽しみ方についてを自身の観戦記録ともに、オギリマ視点でゆる~く取り上げる。

オギリマサホがベルーナドームで食べた大鶏飯のイメージ(イラスト・オギリマサホ)

◆もう一度このワクワク感を日本シリーズで・・・

 ここしばらく、6月の当コラムでは交流戦について書いてきた。2022年には「鬼門である交流戦の楽しみ方」を、2023年にはZOZOマリンスタジアムでの対ロッテ戦を1試合観に行き、「交流戦をもう恐れなくてもいいかも知れない」ということを書いた。これまでカープが苦戦してきた交流戦に、一歩ずつ歩み寄る内容であった。

 今年の私はさらに進んで、なんと交流戦を3試合も観に行くことにしたのである。交流戦が怖くて観戦を控えていた数年前の自分に比べれば、大進歩だ。東京在住の私は今回、ベルーナドームでの対西武戦、楽天モバイルパークでの対楽天戦2試合に参戦した。

 観戦結果は2勝1敗。敗れた6月16日の楽天戦も、序盤こそ0-5と劣勢だったものの、8回には末包昇大のタイムリーで1点、9回にも2点を返して盛り上がり、最後まで楽しむことができた。カープの交流戦最終結果も10勝8敗、実に2017年以来の勝ち越しである。

 「交流戦が怖い」という気持ちが薄れてくると、周囲を見渡す余裕も出てくるものである。普段はあまり訪れることのないパ・リーグの本拠地で気づいたあれこれを取り上げてみたい。

 まず、今回訪れたベルーナドーム、楽天モバイルパークどちらも、ホームチームが3塁側、ビジターが1塁側というつくりになっている。西武は2009年からホームを3塁側に変更したが、「春の桜、新緑に向けた芽吹きなど色鮮やかな季節の移り変わりを、お座席よりお愉しみいただける」こと、レストランやグッズショップを利用しやすくなることが変更の理由だそうだ(ライオンズHPより)。座席購入の時などに混乱しがちだが、新鮮な気持ちで観戦できる。

 パ・リーグ本拠地で観戦する楽しみの一つに『DH制』がある。カープは床田寛樹や、打率4割2分9厘(6月28日現在)を誇る森下暢仁など、打撃の良い投手が多いためもったいない気もするが、「誰を指名打者にするのか?」というワクワク感を味わえる。ちなみに私が観戦した3試合では、宇草孔基、佐藤啓介、松山竜平がそれぞれ指名打者を務めていた。

 もちろん、交流戦ならではのグッズやグルメもある。楽天モバイルパークではパンソンワークスとコラボした、両チームのマスコットをあしらったTシャツやバッグなどが販売され、ベルーナドームでは広島の「がんす」を用いた「がんすカレー」などが用意されていた。いずれも交流戦期間のみの販売で、特別感がある。

 交流戦に気軽に観戦しに行けるようになったことで、いつもとは違う球場を満喫することができたわけだが、できれば秋にもう一度、日本シリーズでこのワクワク感を味わいたいものだと願わずにはいられない。