2025年シーズン『変化』を掲げる新井カープで、一軍出場を目指して二軍で汗を流す多くの若手選手たちがいる。今回はプロ2年目を迎え、支配下登録を目指す育成右腕・杉田健の今をお届けする。

プロ2年目の今シーズン、支配下登録を目指す杉田

◆フォーク習得に手応え。二軍で数字を残し、目指すは支配下登録

 真っ直ぐの質に手応えを感じていると語る杉田は、「昨季に比べても、打者を押し込める投球ができてきていると思います。そのなかで、昨季は修得しきれなかったフォークを良い感じにつかめてきているという感覚もあります」と話す。

 昨季は二軍で18試合に登板し、2勝5敗、防御率3.12をマークしたが、今季はさらなる飛躍と一軍での活躍を目指し、「まず二軍でトップに居続けること。そして、圧倒できる数字を残したい」と意気込む。二軍で数字を残したその先に、支配下登録への道も近づいてくるはずだ。

 かつて入団会見で誓った、「ファンを飽きさせない投球」を一軍のマウンドで披露する日に向け、プロ2年目右腕は腕を振り続けていく。

■杉田健(すぎた・たける)
2001年8月28日生、静岡県出身
188cm 84kg/右投右打/投手/プロ2年目・23歳
日大三島高ー日本大国際関係学部ー広島(2023年育成ドラフト1位)