サンフレッチェ広島は7日、MF・松本大弥が湘南に完全移籍すると発表した。

湘南への完全移籍が発表された松本

 松本は東京都出身の24歳。広島ユースから2019年にトップチームに昇格し、大宮、金沢での武者修行を経て2023年に広島に復帰した。2023シーズンは7試合に出場し1得点、2024シーズンは4試合、2025シーズンはここまでリーグ・カップ合わせて6試合に出場していた。

 松本はクラブを通じてコメントを発表。

「この度、湘南ベルマーレに完全移籍することになりました。まずはこのタイミングでチームを離れることによってチームに迷惑をかけることを本当に申し訳なく思っています。そして自分の意見を尊重して送り出してくれたクラブに感謝しています。

 正直、今回このタイミングで移籍することが自分にとっていい決断なのか本当に悩みました。ユースから期限付き移籍期間を含め10年、広島の選手としてプレーしてきて、広島で活躍したい、このクラブにもっと貢献したいと強く思うようになり、たくさんの先輩方が広島で育って活躍していく姿を見て、自分もそうなりたいと思うようになりました。

 そんな中で、なかなか試合に絡めず、試合経験も積めないまま過ぎていく日々に焦りも感じるようになりました。今後の自分のキャリアを考え、新しい環境に身を置いて挑戦したいと思い、今回移籍を決意しました。

 ファン・サポーターの皆さんが僕に期待してくださっていたことは本当に伝わっていましたが、その期待に応えることができずに去ることになってしまい申し訳ありません。ファン・サポーターの皆さんの応援は常に僕の原動力となっていて、これからも忘れることはありません。

 広島の街と人の温かさが本当に大好きで、僕にとって、サンフレッチェ広島の一員であれたことは誇りであり、感謝してもしきれません。寂しい気持ちではありますが、広島で培ったこと全てを胸に、覚悟を持って次のステージで活躍できるように頑張ります!ユースから約10年間、本当にありがとうございました」