◆「2年連続の首位打者」正田耕三 1987年(打率.333)、1988年(打率.340)
プロ入り後にスイッチヒッターに転向。プロ2年目にセカンドのレギュラーを掴むと、1987年には足を生かした打撃で打率.333をマーク。スイッチヒッターとしてNPB初、本塁打0で首位打者に輝いた。また翌1988年には、さらに数字を上げて打率.340で2年連続の首位打者を獲得した。守備面ではセカンドで5度のゴールデン・グラブ賞も獲得した名手だ。
◆「背番号55の“赤ゴジラ”」嶋重宣 2004年(打率.337)
超高校級の左腕として投手として入団も、1999年に打者に転向。なかなか一軍で結果を残せないシーズンが続いたが、背水の陣で臨んだプロ10年目、背番号「55」に変更して一気にブレイクした。開幕から打率4割を超える高打率を残すと、シーズンを通じて好調をキープ。結果的に打率.337、189安打で首位打者と最多安打のタイトルを獲得した。
◆「球団史上2人目となる二度の首位打者」鈴木誠也 2019年(打率.335)、2021年(打率.317)
プロ4年目の2016年に、3試合連続決勝本塁打を放つなど「神ってる」活躍でレギュラーに定着。打率.335、29本塁打で25年ぶりVに貢献。その後は4番として3連覇に貢献。レギュラー定着4年目となる2019年に打率.335で初の打撃タイトルとなる首位打者を獲得。今季は自身2度目の首位打者を獲得。2度の首位打者獲得は球団としては正田耕三以来となる。