7月29日にデビュー30年目を迎えた、カープのマスコット・スラィリー。グラウンドを自由に駆け巡るスラィリーと、勝利のために全力プレーを見せる小園海斗選手。立場は違えど、同じ“カープの顔”としてチームを支え合うふたり(!?)。ここでは小園選手に同僚であるスラィリーについて語ってもらった。
◆『あんなにちょっかい出して……』と思うことも!?
ー小園選手とスラィリーの出会いをお伺いします。スラィリーの存在を知ったのはいつですか?
「カープに入団する前からスラィリーの存在はなんとなく知っていました! ずっと面白いなぁって思っていました」
ー試合中には、仲良く絡むシーンも見かけます。
「試合で勝ったときにはハイタッチをしていますね。たまに試合前、ベンチ前で絡まれることもありますね(笑)」
ーマツダスタジアムでホームランを打つと、スラィリー人形をゲットできますね
「何個か持っています! 今シーズンはまだ1個しかもらえていないので……もっと打ちたいですね。あのスラィリー人形は人気があって、知り合いの方からも『欲しい』とよく言われますね」
ーそれ以外に、スラィリーグッズは持っていますか?
「子どもがいるので、子ども向けのグッズとか持っていますね。自分で買うことはあまりないですが、家族が買っているようです。たくさんグッズの種類もありますし、グッズショップになかなか行けていないので選んでみたいです!」
ースラィリーをはじめとする、スポーツチームのマスコットにはどんなイメージがありますか?
「その球団やチームにあったカラーのマスコットたちが、いろいろなイベントで盛り上げていますよね。ファンのみなさんあってのプロ野球ですし、やっぱりファンのみなさんが喜んでくれることが一番だと思います!」
ースラィリーの動き、働きをどう感じますか?
「試合前には相手ベンチで堂々とちょっかいを出したりしていますよね(笑)。普通はあそこまでできない? と思いますし、スラィリーって結構攻めているんですよね! すごく良い動きだと思います! 僕らは真剣勝負の前なので『あんなにちょっかい出して大丈夫か?』と思ったりすることもありますけどね……(笑)」
ー好きな動きはありますか?
「好きな動き……ではないですが、スラィリーってよく寝転んでたりしますよね。ビジターにスラィリーが来ることもありますが、そういう場所でも寝転がってたりする姿を見ると『どこでも変わらないんだな〜』って思います(笑)」
ー栗林良吏投手が抑えで登場する際には『ラッパパフォーマンス』があります。
「最後に抑えるという場面で球場を盛り上げていて、すごく良いなぁと思いますね。僕が打席に入るときに、毎回出てくるのは大変だと思うので……僕らのときにも何かやってくれると……うれしいかもしれません」
ースラィリーは今年でデビュー30周年です。お祝いのメッセージをお願いします!
「30周年ということは、僕よりも大先輩ですね(笑)。これまで多くのファンのみなさんを盛り上げてきたことは、本当にすごいことだと思います。ファンサービスという意味で考えると、選手である僕ら以上だと思います。ファンのみなさんと一緒で、僕もスラィリーが大好きなので、これからもどんどんスタジアムを盛り上げてください!」
■小園海斗(こぞの・かいと)
2000年6月7日生、兵庫県出身(25歳)
報徳学園高-カープ(2018年ドラフト1位)
超積極的な打撃でカープ打線の主軸を担うプロ7年目。昨シーズンは自身初となる全試合出場を果たし、得点圏打率.341を記録。チームトップの61打点をマークするなど無類の勝負強さを発揮した。背番号5に変更となった今季もここ一番の場面で勝利に導く打撃を展開し、チームをけん引する。