10月12日、エディオンピースウイング広島で2025 JリーグYBCルヴァン杯準決勝・第2戦・サンフレッチェ広島 - 横浜FC戦が行われた。試合は開始早々にPKを獲得した広島が先制。その後、横浜FCが1点を奪い同点としたが、試合後半にジャーメイン良のゴールで広島が勝ち越しに成功。2戦合計で4-1とした広島が横浜FCを下して3年ぶりの決勝進出を決めた。なお、この試合はクラブ史上初となるカップ戦全席種チケット完売(ビジター(・リセール)販売分を除く)となった。
試合は前半8分、広島が攻め込むとペナルティエリア内で加藤陸次樹が倒されPKを獲得。冷静に右隅にジェルマンが決めて、広島が早速先制に成功する。これで2戦合計3-0とリードを広げた広島だったが、前半17分、横浜FC・山根永遠のゴールで試合は1-1の同点(2戦合計3-1)に。さらに突き放したい広島は後半、前田直輝に替えてジャーメイン良を投入。すると76分、ジャーメインがハーフウェーライン付近からドリブルで独走し、強烈なミドルシュートをゴール右に突き刺し、追加点に成功した。これで2戦合計4-1とした広島が逃げ切り、決勝進出を決めた。
試合後の会見でスキッベ監督は「リーグでいちばんといって良いほどフィジカルの強いチームを相手に、戦った試合だった。前半は思うようなサッカーができなかったが、後半に関しては、自分たちがボールを収め、自分たちのサッカーができたことは良かった。ファイナルに進出できることをうれしく思う」と振り返った。
準決勝もう1試合は、柏レイソルが川崎フロンターレを2戦合計5-4で下し、決勝進出を決めた。2025 JリーグYBCルヴァン杯決勝は11月1日(土)、国立競技場で開催される。広島の決勝進出は優勝を決めた2022年以来3年ぶり4度目。2度目の制覇を目指す。