先発、リリーフとして5度の優勝に貢献しカープ黄金期を支えた大野豊氏。幾多の修羅場をくぐり抜けてきた伝説の左腕が、独自の視点で今のカープ投手陣を徹底分析する。

 開幕投手に決まった床田寛樹を筆頭に、楽しみな投手が並ぶ先発陣。なかでもレジェンド左腕が名前をあげた注目投手は……?(全2回/第1回)

プロ1年目からクローザーとして活躍し、2021年新人王に輝いた栗林良吏。今季から先発の転向している

◆注目は先発転向の栗林。チームへの好影響にも期待

 4年目を迎えた新井カープ、開幕投手は床田寛樹に決まりました。

 先発陣は床田、森下暢仁を軸に、ベテランの大瀬良大地、昨季7勝を挙げた森翔平らが中心となるでしょう。彼らには1年間ローテを守り切り、先発投手陣を引っ張ってもらいたいところです。

 他の先発陣では栗林良吏がクローザーから転向し、昨季中継ぎとして41試合に登板した岡本駿も先発起用が明言されています。この2人の存在も、先発陣底上げのポイントとなります。

 特に注目したいのが、栗林です。

 キャンプの様子を見ていても、表情も投球も力がみなぎっているように感じましたし、直球の制球も良い時の軌道に戻りつつある印象を受けました。今年は栗林にとって、新たなスタートとなる大切なシーズンとなります。まずは先発初登板の試合をどういう形で入っていくかが鍵になるでしょう。

 栗林の先発転向がチームに与える影響は小さくはないと感じています。今季、楽しみな先発のひとりです。

(後編へ続く)

 

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