5月6日の神戸戦でPK負けを喫し、現在3連敗中のサンフレッチェ広島。明治安田J1百年構想リーグWESTグループでは6位につけ、首位までは勝点差8とまだ優勝の可能性を残している。敗れはしたものの、神戸戦は選手それぞれが手応えをつかんだ一戦でもあった。この日、4月11日以来となる先発出場を果たしたのが中村草太だ。

神戸戦では3試合ぶりに先発。シュートを2本放つなどゴールへの強い意識を窺わせた

 昨シーズンの開幕戦で、鮮烈なデビューを果たした中村。リーグ戦32試合に出場し6得点。これは木下康介に次ぐチーム2位の得点数だった(木下はシーズン通算9得点、うち6得点が広島移籍後の得点)。

 今シーズンはここまで11試合に出場し、1得点。神戸戦ではシャドーで先発すると、快足を活かして何度もチャンスを生み出した。「ゲーム自体は良いゲームができたと思う」と試合を振り返りつつも、「勝つためには、やっぱり自分が決めなければいけなかった」と悔しさを噛み締めた。

「神戸戦は、試合内容としては良い部分もあったかもしれません。ただ、やっぱり勝利が欲しいというか、必要。課題は追加点(を奪うこと)だと思います」

 10日にはアウェイに乗り込み、G大阪と対戦する。3月14日にホームで対戦した際には、ジャーメイン良のスルーパスからGK・東口順昭との1対1を制して今シーズン初ゴールをあげた相手だ。

「勝利が欲しい」。それはチーム、サポーターも同じ思いだ。連敗を止め、上位浮上への足掛かりをつかむべく、若きスピードスターは貪欲にゴールに向かい続ける。