3月27日、いよいよ2026年ペナントレースが開幕する。『横一線』の競争を繰り広げるカープ選手たちの活躍に、期待を寄せるファンも多いだろう。

 26日の出場選手公示では、4人のルーキーの開幕一軍入りも話題を呼んだ。さらに、昨季育成から支配下登録となった辻大雅、同じく2024年に支配下をつかんだ佐藤啓介も自身初の開幕一軍だ。ここでは、早々に支配下を勝ち取った佐藤を支えた思考を、過去掲載記事から紐解いていく。(『広島アスリートマガジン』2025年11月号掲載記事)

2026年シーズンのオープン戦では17試合に出場し、1本塁打を放った

◆周りはどうとか、そういうことは考えないようにしていた

 育成選手としては異例のスピードで、支配下登録を勝ち取った。2023年に育成ドラフト2位で入団すると、1年目の2024年シーズン、早々に打撃面で結果を残して6月7日に支配下登録。9日に一軍に昇格し、8番・一塁でプロ初のスタメン出場も果たした。

 「早く支配下になりたいとは思っていました。ただそれ以上に、一軍で活躍するためにはどうすれば良いかをずっと考えてきました。支配下に、というよりも、自分の実力をいかに上げるかということを考えてきました」と当時を振り返る。

 指名から半年でつかみ取った支配下登録。その背景には、佐藤自身のぶれない考え方があったのだろう。

 「周りがどうとか、そういうことはあまり考えないようにしていました。まずは自分が何をするべきか。それを考えてきました」

 2024年シーズンは一軍で7試合に出場した。オフの自主トレでは、菊池涼介、矢野雅哉に弟子入りして技を磨いた。

 「少しでも早く一軍に上がって活躍したいです。そのためにも、自分のやるべきことを毎日しっかり積み上げていきたいと思います」

  一軍で活躍する選手の姿が刺激になっている。

 「みんなの姿を見ると、本当に自分も頑張らないと、と思います」

 ファンからの期待も高い背番号94が、一軍定着する日を楽しみに待ちたい。

■佐藤啓介 (さとう・けいすけ)
2001年5月24日生、愛知県出身
182cm 90kg/右投左打/内野手/プロ2年目・24歳
中京大中京高ー静岡大ー広島(2023年育成ドラフト2位)

 

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