2024年シーズンにカープへ加入すると、リリーフとして35試合に登板し、防御率1点台を記録。瞬く間にブルペンの柱となったハーン。来日3年目を迎えた今シーズンも開幕から15試合連続無失点をマークし、その安定感で首脳陣の信頼を集めている。19日のDeNA戦で連続無失点記録は止まったものの、今季も勝ちパターンを支える存在として期待は大きい。
カープの歴史を振り返れば、ブルペンを支えた助っ人外国人投手は少なくない。その一人が、2008年に来日し、2メートル近い長身から投げ下ろす威力あるストレートと、落差の大きいカーブを武器に活躍したベン・コズロースキーだ。2008年前半にはリリーフとしてチームを支え、先発、救援を問わず腕を振り続けた大型左腕だ。今回は、そんなコズロースキーが当時語っていた言葉を振り返る。(『広島アスリートマガジン2008年6月号』掲載記事を再編集)
◆自分の投球をすれば抑えられる、そう信じて投げる
─コズロースキー投手はリリーフを担当しています。ブルペン陣のまとまりについてはどのように感じていますか?
「本当に、今のブルペン陣は1つのまとまりになっていて、いい感じで機能していると思います。私もブルペン陣の1人ですが、個人個人を見ると特徴のある投手がそろっていて、みんなで力を合わせて何とかしようということが感じられます。後は采配次第で、監督がこの場面でこの投手を出そうと決めたら、その投手が仕事をして次の投手につなぐ。そういう形で、いい連係が続いています。今のブルペン陣の中では誰がセットアップをしようが抑えをしようが、場面場面で変わった役割を任されようが、しっかりと役割をこなせる投手が揃っています。そこで自分がマウンドに上がったら、自分の仕事をして次につなげるという意識をみんなが持っています。それが要因になって、今のいい成績が残っているのだと思います。そういう雰囲気は十分に感じられますね」
─ では、いざコズロースキー投手がマウンドに上がったときには、どのようなことを意識していますか?
「ボークをしないことですね(笑)。それは冗談です。ブルペンで『行くぞ』と呼ばれて考えるのは、相手打者が誰とかではなく、誰が相手ベンチに控えているかということでもなくて、とにかく自分の投球をすること。マウンドに上がってからは走者がどこにいるとか試合の状況をしっかりと踏まえて、チームが自分に対して何を求めているのか考え、その中で最も重要なことを意識して投球します。相手打者に対して攻撃的に、できる限りの自分の投球でどんどん押していく。相手打者がこういう打者だ、ということではなくて、とにかく自分の投球をすれば抑えられると信じて投げます。それで納得して打たれたのならば、それは仕方ありません。相手の勝ちですから。それくらい開き直って、気持ちを高めてどんどんファーストストライクを取っていければいいと考えています」
─ 気持ちを高めるという意味では、いつもリリーフカーを使わず、ブルペンからマウンドまで走っていきますね。どのような意味があるのですか?
「あれは、ブルペンで投げていた勢いや、温まった体を崩さないようにしたいんです。ずっとやってきたことでもあるし、その流れを変えたくないというのもあります。走っていきながら気持ちを整えて、後はマウンドで仕事をするだけです」
─ 投球では、ストレートとカーブが武器になっています。一番自信を持っているのはどの球種になるのですか?
「一番重要なのはストレートですね。ストレートの力と制球力。どの投手にも言えることだと思いますが、これがない限りは攻撃的な投球はできないと思っています。例えば試合でカーブを3球続けて打ち取ることもできると思うんですが、それもストレートの力がないとできません。とにかくストレートで押すことが最優先で、その中でもしっかりと制球したい。それが、自分の一番の強みでもあると思っています」
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