プロ契約から半年あまり。短い期間ながらアジア選手権での30mロング弾、メルボルン戦での先制ゴールなど印象に残るプレーを連発している東俊希。類まれなる才能を持つ若きレフティーが語る、こだわりのサッカー観とは。

─ 今シーズンが始まって少し時間も経過しましたが、現状での手応えは、いかがでしょうか?

 「開幕戦から途中出場させてもらったんですけど、あくまでも目標はスタメン定着なので手応えはまだ感じていません。もちろん途中出場とはいえ出場機会をもらっているので、短い時間でも確実に結果を残していかないといけない、と常に思っています」


─ とはいえ、途中出場特有の難しさも感じていると思います。

「体も気持ちの準備も、やはりスタメンの方がつくりやすいです。途中交代というのは本当にいつ出場するかも分からないですし、ゲームに入る難しさはいつも感じます」


─ 現時点でリーグ戦は3試合、ACLは3試合の出場ですが、ご自身のなかで一番手応えを感じた試合を挙げるとすれば、どの試合になるでしょうか。

「シャドーで出場することが多いので、そうなると当然のように得点がアピールポイントになると思います。なので、やはりメルボルン戦になりますね。開始12分くらいに倒されて右手をケガしてしまい、ずっと痛みを抱えたまま試合をしていたんですが、点を取る自信はずっと持ってやっていました」