─ 海外のクラブとの対戦ということで、いつもとは違う刺激を受けましたか。

「刺激と言いますか自分は正直、海外選手の方がやりやすい部分があります。日本人選手は粘り強さがあるんですけど、外国人選手からはその粘り強さをあまり感じません。なので何回も仕掛けていれば穴が開いてくると思いますし、崩せると思います。自分ではそういう隙を逃さないのが得意であり持ち味だと思っていますので、海外の選手は苦手ではないですね」


─ 余談ですが本田圭佑選手の印象は、いかがでしたか?

「やはりオーラがありましたし、ボールを持ったときも常に落ち着いていました。自分が弱かったというのもあるんですが、マッチアップをしたときも周りを見ながら落ち着いてプレーしていて、そこが一番印象に残った部分です。ポジショニングの部分でも、賢さを感じさせる選手でしたし、やはり勉強になりましたね」


─ 一方でリーグ戦は、いかがでしょうか。

「途中出場ですので、得点の状況によって準備を変えないといけません。勝っているときは守備で貢献しないといけないですし、負けているときは当然、自分が流れを変えていかなくてはいけません。個人でどうこうというよりもチームに貢献しないといけないという気持ちが強いです」


(広島アスリートマガジン2019年5月号から一部抜粋・続きは本誌にて掲載)


▼ 東 俊希(ひがししゅんき)
2000年7月28日生、愛媛県出身、AB型、18歳。
U-15代表に選出されて以降、常に各世代で代表入り。広島ユース在籍中の2018年よりトップチームに2種登録され、同年8月の天皇杯3回戦でトップチームデビュー。同年9月にはプロ契約を締結した、将来を嘱望されるレフティー。ポジションはMF。