◆育成を経験したからこその、自分の強み
─プロの世界でも、3年目に『何かが起きた』わけですね。まさに変化の1年だったのではないでしょうか。
「そうですね。三軍で野村コーチの指導を受けたこともそうですし、それ以外にもずっと悩んで、悩んで……という時期が続いたので、周りの選手との関わり方も変えてみたり、意識の面でもいろいろ変化させました。もう3年目だし、やるしかない。最後にいろいろなことに挑戦しよう、という気持ちでした」
─いま、『育成選手』を経験したからこそ良かったと感じていることはありますか。
「何事も前向きに捉える考え方が身についたというか……多分、喜び方が違うのかなと思います。自分たち育成から支配下になった選手にとっては、まず背番号が三桁から二桁になって、そこから初めて一軍に登録されて試合に出場するという流れになります。これは他の人にはできない経験だと思いますし、大盛(穂)さんも二俣(翔一)さんも(前川)誠太さんも、育成から上がった選手たちはみんな思っていることだと思います。他の人たちとは違う経験ができたのは育成だからこそだと思いますし、育成だからこそ味わった悔しい経験や負けたくないという気持ちは、自分にとって大きな武器になっていると思います。その気持ちは絶対に忘れないです」
■辻大雅(つじ・たいが)
2004年8月29日生・21歳・プロ3年目
二松学舎大付高−広島(2022年育成ドラフト3位)
背番号:125(2023〜2025)ー98(2025〜)
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