マツダスタジアムのビジョンに流される『それ行けカープ<著名カープファン・リレー映像>』に出演。また自身の入場テーマ曲『STARDUST』が2018年からチャンステーマ(『攻めろ!』)として使用されるなど、熱狂的な鯉党として知られる“プロレス界の4番”内藤哲也。制御不能な男が、ほとばしるカープ愛、そして新日本プロレスを語り尽くします!

※毎月第2、第4土曜日掲載。今月のみ第3、第5土曜日掲載

グレート-O-カーンに勝利し、ホームの広島から“逆転の内藤哲也”を発動した内藤選手。

◆まずは5割、そしてAクラスを目指してほしい

 広島アスリートマガジンWEBをご覧の皆様、2週間ぶりの内藤哲也です。

 ゴールデンウイークを挟んだこともあり、このコラムも久々な感じがしますね。かつては「カープのチーム状態が良いのは“鯉のぼりの季節”まで」なんてことも言われがちでしたけど、今年のゴールデンウイークは……正直、かなり厳しかったですね。

 とにかくチーム状態が良くなかったというか、負けが続いてしまって、気がつけば借金も増えていって、毎日、試合結果と順位表を見るのがツラかったです。ゴールデンウイークが始まる前までは、むしろ「今年は鯉のぼりの季節から一気に行くんじゃないか!?」っていう期待感を持っていたんですよ。

 若い選手が頑張っていたし、ここに経験のあるベテラン選手が調子を上げていけば……っていう期待を持っていたんですけど、そうそう上手くはいかなかったですね。ただ、まだまだ巻き返しは可能だと思うし、借金を一つずつ減らしてまずは5割、そしてAクラスを目指していってほしいです。

 前向きなことでいえば、やはり若い選手の頑張りが目につきますね。野手で言えば羽月隆太郎選手がスタメンに定着しています。開幕前から期待していた若手選手の一人ではありましたけど、ここまでの活躍は想像以上です。

 あと、小園海斗選手もショートでのスタメンが増えていますね。入団当初から期待されていた選手なので、今のように一軍でレギュラーをつかんでいるのは素直にうれしいです。応援している田中広輔選手がスタメンを外れているので複雑と言えば複雑ではあるんですけど、そこはプロの世界なので、結果を含めて監督、コーチが期待できる選手を起用するのは当然だと思います。