マツダスタジアムのビジョンに流される『それ行けカープ<著名カープファン・リレー映像>』に出演。また自身の入場テーマ曲『STARDUST』が2018年からチャンステーマ(『攻めろ!』)として使用されるなど、熱狂的な鯉党として知られる“プロレス界の4番”内藤哲也。制御不能な男が、ほとばしるカープ愛、そして新日本プロレスを語り尽くします!

2020年1月5日、KENTA選手の乱入により、東京ドームでの“デ・ハポン締め”の大合唱が未遂に。近い将来、ドームでの大合唱は実現するか⁉

◆リハビリの良い励みとなったカープの快進撃

 広島アスリートマガジンWEBをご覧の皆様、2週間ぶりの内藤哲也です。

 前回のコラムで「1996年の“メークドラマ”のリベンジも夢じゃないかも!?」と書きましたが、残念ながらカープの奇跡のクライマックス・シリーズ進出は叶いませんでした。本当に期待していただけにショックも大きかったですけど、一時は3位の巨人に2.5ゲーム差まで詰め寄りましたし、凄まじい追い上げだったと思います。

 オレはいま左ヒザのケガで欠場中ですけど、カープの終盤の快進撃は冗談ではなくリハビリの良い励みになりましたよ。今回の欠場中はそんなにプロレスのことは考えずに、とにかくリハビリをしっかりやろうとか、復帰したあとのことを考えるようにしていたので、ショックからはすぐに気持ちを切り替えることができました。

 それに加えて毎日家にいたから、連日ネット中継でカープの試合を初回から最終回までチェックすることができました。それだけでも満足なのに、勝ち試合が多かったから欠場中とはいえ楽しい日々でしたね(笑)。

 オレは夜中にジムに行くので、カープの勝ち試合を見たあとは良い気持ちでジムに行くことができましたよ。おかげでトレーニングやリハビリをするにしても気持ちの張りが違いましたね(笑)。

 カープの好調が、オレのリハビリにも良い相乗効果を生みました。もしカープのチーム状況が悪かったら、ケガの回復も遅くなっていたかもしれませんね(笑)。

 それにしてもシーズン終盤まで野球を楽しめるのは、やっぱりいいですね。かつてはクライマックス・シリーズがあるのはありがたいと思っていましたけど、優勝するようになると、「なんでクライマックス・シリーズなんてあるんだ!」って思うようになり、そしていまはまた「クライマックス・シリーズがあってよかった!」と思っていて……本当にファンというのはわがままだなと(笑)。