4月29、30日、西地区2位の島根スサノオマジックのホーム・松江総合体育館で行われたB.LEAGUE第34節GAME1、2。GAME1は終盤までリードを守り切った広島が、GAME2は要所を確実にものにした島根がそれぞれ試合を制した。

広島ドラゴンフライズ PG #0 寺嶋 良選手

 GAME1では2Qから、広島が激しいディフェンスを展開しペースを掴み始める。これにより大きく得点差をつけた広島が51-29島根で2Qを終える。追い上げたい島根は、早い展開で得点を重ねるものの、終始追いつけずに広島がこの試合に勝利した。

 GAME2は1Qから島根が展開したスイッチディフェンスに広島のオフェンスが停滞。広島5-15島根とロースコアでの1Qとなった。2Q、3Qでは島根のビフォードのダンクはじめとする攻撃により次第に得点差が開き始める。最終4Qでは広島のディフェンスからの得点で追い上げようとするが、これまでの点差を詰めることができず、試合巧者として一枚上手だった島根が勝利を収めた。

 GAME1の試合後、寺嶋良選手は「HCからは、今日からの残りのレギュラーシーズン4試合はCSのように戦っていこうと言われていた。始めからその気持ちでプレーすることができたし、なかなか崩れる時間帯もなく、選手みんなで繋げていくプレーができた。ディフェンス面でも強度高くプレーができ、オフェンスでいい流れを作ることができた」と、今後の戦いに向けて手応えを感じた様子だった。

 またGAME2の試合後、ミリングHCは「島根は本日の試合がホーム最終戦ということで、かなり強くアグレッシブに出てくると思っていたが、その通りになった。安藤選手もアグレッシブにプレーをしていて、リバウンドにおいても支配された。島根に自信を付けさせてしまった中で、プレーされた印象。自信を持って戦ってくるチームは倒すのは難しい。島根のアグレッシブなプレーに終始押されてしまった。次節は自分達がやりたいバスケができるように準備して試合に臨みたい」と、次節への意気込みを口にした。

広島ドラゴンフライズのホーム・広島サンプラザ

 現在、西地区4位の広島ドラゴンフライズ。いよいよリーグ最終節を迎える次戦は5月6、7日にホーム・広島サンプラザで琉球ゴールデンキングス(西地区1位)と対戦予定。 なお、チャンピオンシップ(CS)は、5月11日から開催が予定されている。

広島アスリートマガジン5月号は、「まだ見たい!もっと見たい!」勝利を知る経験者たちの魅力をお届け!広島ドラゴンフライズ・辻直人選手インタビューをはじめ、カープ3連覇を支えた投打の主力たちの現在地に迫ります。