11月26日、マツダ スタジアムでカープ・矢野雅哉の契約更改交渉が行われた。今シーズンの年棒1700万円から大幅アップの5300万円でサインした。
大幅アップの評価に対して「本当にめちゃめちゃ良い評価をしていただいたのでうれしく思います。走攻守全て良い成績を残してくれたという話もあり、特に守備面で本当にチームを助けてくれたという風に言っていただきました」と喜びを口にした。
プロ4年目となる今シーズンはショートに定着し、自身キャリアハイとなる137試合に出場。守備面ではスーパープレーを連発するなど、自身初となるゴールデングラブ賞も獲得。「本当に目標にしてることが1つ叶ったというのもありますけど、これを何年も積み重ねることができれば、やっとそれが本物の“守備職人”というか、そういったものになれるのかなと思うので、何年も続けられる選手になりたいなと思います」。
打撃面では初の規定打席に到達し、打率.260、2本塁打、38打点、13盗塁。「速いまっすぐをはじき返すことができなかった中で、東京ドームでの巨人戦で、速いピッチャーから決勝タイムリーを打ったっていうのは、バッティングでの自信にもなりましたし、そこから真っ直ぐがあんまり怖くなくなったというのも感じました」。数多くの打席を積み重ねる中で、手応えを感じるシーズンとなった。
不動のショートとなるために来シーズンは矢野にとって大事な1年となる。「今年1年出て、2年目というのが本当に大事になってくると思うので、しっかりたくさん練習して、それで通用しなかったらまた違うことを考えればいいだけなんで、まずは練習を怠らずにしっかり準備して来シーズンに入っていきたいなと思います」と締め括った。