『鯉のぼりの季節』を好成績で終え、交流戦に突入した新井カープ。若手の台頭目覚ましい2025年シーズン、一軍昇格への闘志を燃やし、二軍で切磋琢磨する選手たちの声をお届けする。(数字は6月3日現在)
今シーズン序盤を振り返り、「打席内で投手との間合いが取れていて調子が良かった」と語った中村貴。今の課題としては「調子の波があること」と挙げ、「調子が良い時は間合いがとれますが、調子が悪いとその間合いが取れなくなる。それが課題です」と話す。
今シーズンは二軍でここまで36試合に出場し4本塁打、打率は.283をマークするなど、好調な打撃を見せている中村貴。自身で掲げたテーマは、「甘い球を仕留めること」だという。
ただ、それが奏功した打席もあるものの、「うまくいった打席の次の打席に、イケイケなイメージで入ってしまう。技術的なこともありますが、その打席での考え方や、メンタルの整え方は今後の課題です」と、次なる進化に向けて課題と向き合っている。
「早く一軍に上がりたい」と力を込める中村貴。二軍で結果を出し続け、まずは一軍昇格、そして一軍定着を目指す。
■中村貴浩(なかむら・たかひろ)
2000年4月9日生、福岡県出身
177cm 87kg/右投左打/外野手/プロ3年目・25歳
九州国際大付高ー九州産業大ー広島(2022年育成ドラフト2位)