6月3日、柏レイソルからサンフレッチェ広島へ完全移籍が発表されたFW・木下康介の加入会見が行われた。
会見場に現れた木下は「このチームにすべてを捧げるつもりできました。よろしくお願いします」と挨拶。
移籍の決め手について聞かれると、「対戦相手としてプレーしている時から、スキッベ監督のサッカーは魅力的で、チームとしても良いサッカーをしていると感じていた。今回(スキッベ監督とも)直接話をしてみて、やはり広島で挑戦したいという思いになった」と明かした。
チームの練習には6月2日から合流しており、「雰囲気もすごく良い。常に上位争いをしている強いチームの雰囲気を感じた」と印象を口にする。「対戦相手として戦うたびに、いつも『紫の圧力』を感じていた」という広島のサポーターに対しては、「味方になると思うと非常に頼もしい。今シーズンの目標は、個人としてはひとつでも多くの試合に出る、コンスタントにケガなくやり続けること。多くの得点に絡むプレーでチームに貢献し、全てのタイトルを狙っていきたい。一つでも多くの勝利を一緒に喜び会いたいと思っています」と決意を語った。
今回の補強について栗原圭介強化部長は、「リーグ、カップ、ACLEと多くの試合が残っているなか、勝利をつかみとるためには得点力アップを考えていかなければならないところだった。木下選手は高さ、前、ゴールに向かっていくFWらしい選手。ゴール前への入り方もうまく、クロスの多い広島にとって貴重な得点源になってくれると考えています。プレスバックもでき、戦術理解度も高い選手なので、間違いなく広島のサイドに合う選手。得点力アップに貢献してくれ、勝利に導いてくれる選手」と期待を寄せる。
木下の背番号は『17』。6月11日の天皇杯から、リーグ戦は6月14日の鹿島戦から出場が可能となる。