変化を掲げる新井カープにおいて、日々二軍で一軍昇格を目指し奮闘する若手選手たちが数多くいる。ここでは昨季最終戦でプロデビューを果たした内田湘大の声を紹介する。「全然ダメ」と自身に厳しい評価をする内田が、現在直面する課題とは。(数字は6月6日現在)
自身の前にそびえる高い壁と向き合っている。今シーズンここまでの状態を聞くと、「話にならないですね」と強い言葉が口をついた。
「特に打撃の面で、すべてが足りていないと思います。タイミングの取り方、フォーム、すべてです」
昨シーズン最終戦でプロ初打席初安打を放ち、一躍注目の的となった内田だったが、「イチから構築し直すというより、『1にもなっていない』というのが現状です」と厳しい表情。「いまは『ゼロ』という感じ。1に行ければ2、3、4と上げていけると思いますが、いまはゼロからすべてをつくっているというイメージです」と語る。
目標に掲げた「一軍で5本塁打」を現実のものにするべく、一つひとつを丁寧に積み上げながら、再びの一軍昇格を目指してバットを振り続ける。
■内田湘大(うちだ・しょうだい)
2004年9月22日生、長野県出身
183cm 97kg/右投右打/内野手/プロ3年目・20歳
利根商高ー広島(2022年ドラフト2位)