2026年シーズン、開幕のマウンドを託されることになった床田寛樹。迫る3月27日のリーグ開幕に向け、投手・床田寛樹のこれまでを振り返る。今回は、開幕ローテーション入りをつかんだルーキーイヤーの独占インタビューを再編集して掲載。期待のドラフト3位左腕はどのような思いで開幕を迎えようとしていたのか。当時の言葉から、その胸中を紐解いていく。

(『広島アスリートマガジン2017年4月号』掲載記事を再編集)

開幕一軍をつかんだプロ1年目は、一軍3試合に登板。ここから徐々に登板数を増やし、不動の左腕エースとなっていく

◆中継ぎよりも、先発として試合をつくるのが合っている

ー初のキャンプはどのようなテーマを持って臨んだのでしょうか?

「ケガをしないことと、これまでの自分のスタイルを変えずに、まずは今の実力でぶつかってみようということです。とりあえず現状で持っている力を全力で出して、通用しなかったら変えてみようと思っていました」

ー『まずは自分のスタイルで挑む』と決められたのですね。では、現状の課題をあげるとすれば?

「大学では打ち取ることができていた球でも、プロの世界ではファールで粘られているので、そこを克服したいと思っています。僕自身すごく速い球や、特徴のある変化球を持っているわけではないので、基本は低めへの制球と、球の質を良くしていくことが大事だと思います。新しい球種を覚えるよりも、まずは今ある球の質やキレを増すことができればと考えています」

ードラフトで指名されたときは何をしていましたか?

「東海大会の前だったので、普通に練習をしていました。自分としては指名されない可能性も大いにあるし、指名されても下位か、育成契約かと思っていたのでドラフトが始まってすぐに監督さんから呼ばれてびっくりしました。『あれ? 思っていたより時間が早くないか?』とは思いましたね(笑)」

ー結果的に3位という高順位での指名となりました。期待の大きさも感じていると思いますが、チームでは『こんな存在になりたい』という理想はありますか?

「前田健太投手(現楽天)のような、『エース』と呼ばれる存在になりたいです。自分は打たせて取るタイプなので、中継ぎよりも先発として試合をつくるのが合っていると思います。もちろん最初は与えられたところでしっかり結果を残した上で、先発のマウンドに上がることができれば良いですね」

ープロ1年目の目標を教えてください。

「とにかく開幕の時期に一軍にいること、そしてケガなく一軍に定着するということが今の目標です」

 

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